Pas d'image
おさんぽ日記

にゃーん (人間語・日本語訳 今日おさんぽしながら、おる女の子のことがふと思い浮かんだ。 「あいつ、元気にしてるかな」 その子は、幼少期に親に性的な虐待を受け、それ以降、色んな体験をして来たが、僕がどう思うか聞いても、悲しみの空気を一切見せない。彼女が言うには「もうひとりの自分」を設定して、そういう時はひどいことは「もうひとりの自分」がやられているのだと思うようにしているらしい。 僕は彼女と歌舞伎町で出会った。とても美しい容姿をしていた。声をかけて仲良くなって歩き回って、そのままホテルに入った(もちろん、成年ですよ!) しかし、嫌がるそぶりをした。 「どうして?」 すると、上の話をしてくれた。もう一度言う。アニメのキャラクターに出てきそうな、本当に綺麗な女性だ。 「どうしても、だめ?」 彼女はこう答えた。 「君がしたいなら、いいよ。でも私はもうひとりの私になるよ。」 僕は、そんなセックスは、嫌だ。 愛のあるセックスしか、したくない。 だから僕は、諦めた。 でも図々しい僕はお願いした。 「ねえ、じゃあ何もしないから、おたがいはだかになってじゃれあうのはどう?」 彼女は同意してくれた。そしてじゃれあった。 それから僕らは何度も会って、デートをした。 そのうち、彼女は僕に毎日「おはよう」「今日も元気でね」とLINEしてくれるようになった。 最初は僕も返事をしていたが、途中から返事ができなくなった。それでも彼女は、毎日毎日、本当に毎日、朝にLINEを送ってきてくれた。(この公式LINEではない、僕の個人LINEの方にだ) 僕はそれを思い出して、こう思った。 「ごめんね」 彼女は、僕のことを毎朝思って、「おはよう」「元気でね」と送ってくれていた。 でも僕はどうだ? たまにこうしてふと思い出して「あいつ元気にしてるかな」 自分が情けない。 そしてまた、さらに情けないことを思いだした。 毎日毎日「おはよう」をくれていた彼女、ある日の朝は、僕はとても嫌なことと、怒ってしまうことが重なっている気分の時だった。そんなときに、彼女から「おはよう」のLINEが来た。 僕はそれに対して、とげとげした返事をしてしまった。 彼女は、猛烈に謝った。 猛烈に謝られた僕は、猛烈に謝り返した。 「本当にごめんね、君からの”おはよう”のLINEで、毎日想ってくれてるんだなって元気が出ていたから、こらからも送ってよ」 でも彼女はもう、送ってくれなくなった。 普通に仲良くラインのやり取りはする。 […]